注文住宅でランドリールームや洗濯室の短所

「絶対に必要!」と思って作ったランドリールーム

注文住宅の設計を進めていた時、私が一番こだわったのがランドリールーム(洗濯室)でした。

当時住んでいたアパートでは、雨の日は部屋干しで洗濯物が邪魔だし、花粉の時期は外に干せないし…。「マイホームには絶対にランドリールームを作る!」と意気込んでいたんです。

でも、実際に3年間使ってみて、正直「失敗したかも…」と後悔している部分が多いんです。

今回は、我が家のランドリールーム失敗談を赤裸々にお話しします。これから家を建てる方の参考になれば嬉しいです。

スペース確保で他の部屋が犠牲に

「最低3畳は必要」という現実

設計士さんから「ランドリールームは最低でも3畳は必要ですよ」と言われた時、「3畳くらい大丈夫でしょ」と軽く考えていました。

でも、我が家の土地は45坪。そこに3LDK+ランドリールームを詰め込もうとすると…

しわ寄せが来た部分:

  • リビングが当初予定の20畳から18畳に縮小
  • 子供部屋が6畳から5.5畳に縮小
  • 書斎は諦めざるを得なかった

特に書斎を諦めたのは痛かったです。在宅ワークが増えた今、「あの3畳を書斎にしておけば…」と何度も後悔しています。

実際に必要だったスペースは3.5畳

3畳で設計したランドリールームですが、実際に使ってみると狭すぎました。

ランドリールームに置いたもの:

  • 洗濯機(ドラム式、大きめ)
  • 乾燥機
  • 物干し竿(2本)
  • アイロン台
  • 洗剤やハンガー収納棚
  • 除湿器

これらを詰め込むと、人が動けるスペースがほとんどない…。洗濯物を干す時も、横歩きで移動する感じです。

予算の関係で削ってしまったことを後悔しています。

湿気問題が想像以上に深刻

カビとの闘いの日々

ランドリールームを使い始めて2ヶ月後、壁の隅に黒いシミを発見しました。

「え…カビ?」

梅雨時期、雨が続くと毎日部屋干し。窓は付けていましたが、換気が追いつかず、部屋中が湿気でジメジメ。湿度計を見ると85%を超えていました。

カビが発生した場所:

  • 壁の四隅
  • 窓のサッシ周り
  • 洗濯機の裏側
  • 天井の端

業者にカビ除去を依頼したら、費用は5万円。さらに防カビコーティングで追加3万円…。痛い出費でした。

湿気対策の設備投資が必要

カビ問題を解決するために、追加で設備を導入しました。

追加した設備と費用:

  1. 除湿器(2台): 1台3万円×2 = 6万円
  2. 24時間換気扇: 後付け工事で8万円
  3. サーキュレーター(3台): 1台5,000円×3 = 1.5万円
  4. 調湿壁材への張り替え: 15万円

合計:30.5万円

最初からしっかり湿気対策を設計に組み込んでいれば、半額以下で済んだはずです。

窓だけでは換気が足りなかった

「窓があれば大丈夫」と思っていましたが、現実は甘くありませんでした。

我が家のランドリールームの窓:

  • サイズ:幅60cm×高さ90cm(縦すべり出し窓)
  • 位置:北側

この窓では風通しが悪く、換気が全然できなかったんです。設計士の中村さんからも「できれば対面に2つ窓を作った方が」と提案されていたのに、コスト削減で1つにしてしまった自分を責めました。

光熱費が跳ね上がった衝撃

アパート時代の2倍の電気代

ランドリールームを使い始めてから、電気代が明らかに上がりました。

電気代の比較(月平均):

  • アパート時代(2LDK):8,000円
  • 注文住宅(3LDK+ランドリールーム):16,500円

部屋数が増えたこともありますが、ランドリールームの影響が大きいと感じています。

ランドリールームで使う電気:

  • 乾燥機:1回あたり約50円×週3回 = 月600円
  • 除湿器(2台):1台1日約30円×30日×2台 = 月1,800円
  • 24時間換気扇:1日約20円×30日 = 月600円
  • サーキュレーター(3台):1台1日約10円×30日×3台 = 月900円

合計:月約3,900円

年間で約47,000円。10年で47万円…。これは予想外の出費でした。

晴れの日も使ってしまう怠け癖

最初は「晴れの日は外干し、雨の日だけランドリールーム」と決めていました。

でも、一度ランドリールームの便利さを知ってしまうと…

「今日は晴れてるけど、面倒だからランドリールームでいいか」

となってしまうんです。外に干すより楽なので、ついつい使ってしまう。結果、光熱費がさらに上がる悪循環に。

妻からも「これじゃ意味ないよね」と指摘されています。

使わなくなる可能性を考えていなかった

子供の成長でライフスタイルが変化

我が家には小学生の子供が2人いますが、数年後には中学生、高校生になります。

最近気づいたのは、「子供が大きくなったら、そんなに洗濯物減るんじゃない?」ということ。

今(子供が小学生):

  • 体操服、給食エプロン、泥だらけの靴下
  • 週に8〜10回洗濯
  • 毎日部屋干しスペースが必要

将来(子供が独立後):

  • 夫婦2人分の洗濯
  • 週に3〜4回で十分?
  • そもそもランドリールーム必要?

「10年後、このスペースどうするんだろう…」と考えると、不安になってきました。

他の用途に転用しづらい間取り

ランドリールームは洗濯専用に特化した設計にしてしまったので、他の用途への転用が難しいんです。

転用しづらい理由:

  • 窓が小さくて暗い
  • 北側で日当たりが悪い
  • 給排水設備がある
  • 防水仕様の床材

「将来、収納部屋や書斎に転用できるように」という視点が完全に欠けていました。

設計段階で、将来の使い方も考えておくべきでした。

ランドリールーム設置で学んだ教訓

本当に必要か徹底的に考えるべき

3年間使ってみて、正直「ランドリールームは我が家には過剰設備だった」と感じています。

あれば便利だけど、必須ではない

それが正直な感想です。

もし時間を戻せるなら:

  • ランドリールームは作らない
  • その3畳を書斎にする
  • 浮いた費用(設備投資30万円+光熱費)を他に回す

こうしていたと思います。

設置するならしっかり設計すべき

ただ、「どうしてもランドリールームが欲しい」という方には、我が家の失敗を活かして欲しいです。

最低限必要なこと:

  1. スペース: 3.5〜4畳は確保する
  2. 換気: 対面に2つ窓を設置、24時間換気扇は必須
  3. 湿気対策: 除湿器スペース、調湿壁材、サーキュレーター設置場所
  4. 将来性: 他の用途に転用できる設計にする
  5. 光熱費: ランニングコストをしっかり計算

これらを最初から設計に組み込んでおけば、我が家のような失敗は避けられるはずです。

まとめ:ランドリールームは慎重に検討を

「憧れ」だけで作ったランドリールーム。実際に使ってみて、メリットよりデメリットの方が大きいと感じています。

ランドリールームが本当に必要な人

  • 4人以上の大家族
  • 花粉症やアレルギーで外干しできない
  • 共働きで昼間に洗濯物を取り込めない
  • 予算とスペースに余裕がある

これらに当てはまらない場合は、慎重に検討した方がいいと思います。

これから家を建てる方へ

「みんなが作っているから」「便利そうだから」という理由だけで設備を作ると、後悔する可能性があります。

私たちも、もっと設計士さんのアドバイスをしっかり聞いて、本当に必要かどうか家族で話し合うべきでした。

家づくりで迷ったら、経験豊富な専門家に相談することをおすすめします。きっと、あなたのライフスタイルに本当に必要な設備を見極める手助けをしてくれるはずです。

我が家の失敗談が、これから家を建てる皆さんの参考になれば幸いです。


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