
ランドリールームは必要?と悩む人へ
注文住宅を計画する際、「洗濯室を作るべきかどうか」で迷う人は多いです。特に共働きの家庭では、洗濯の時間が限られているため、室内干しがしやすい間取りのニーズが高まっています。
外干しは突然の雨や防犯面が気になることもあり、毎日の洗濯にストレスを感じることも。そういった背景から、最近ではランドリールームを取り入れる人が増えています。
ランドリールームがあると何が便利?
1. 洗濯の「すべて」が一部屋で完結する
ランドリールームの一番の魅力は、「洗濯→干す→たたむ→しまう」の作業動線がその部屋だけで済むことです。
洗濯物を別の部屋に運ぶ手間がなく、家事の効率が大きくアップします。たとえば、乾いた衣類をそのままたたみ、収納棚にしまう、という作業も最短で済ませられるため、毎日の家事負担が軽くなります。
2. 室内干しでもしっかり乾かすには?
ランドリールームは便利ですが、乾きやすさを考えた設計も欠かせません。
室内干しの工夫ポイント
- 日光が入るように窓を設ける
- 天井に物干しポールを設置
- 換気扇・サーキュレーターを導入
- 浴室乾燥やドラム式洗濯機と併用
晴れた日には自然光と風で乾かせるように設計し、雨の日や冬場には電気機器を使って補助する、という柔軟な使い方が理想です。
プロに相談すれば、間取りの中で最も効率の良いランドリールームの配置や、換気・採光の取り方も提案してもらえます。
「乾燥機派」と「自然乾燥派」で異なる設計
共働きでとにかく家事の時短を優先したい場合は、ドラム式洗濯乾燥機を設置し、乾燥まで機械に任せるという選択もあります。その場合は換気とコンセントの位置が重要になります。
一方で、「光熱費をなるべく抑えたい」「自然乾燥で済ませたい」という方には、南向きの窓・日当たりの良さ・風通しがポイントになります。
扇風機や除湿機を併用することで、季節や天気に左右されにくい洗濯環境を整えることも可能です。
導入するなら、暮らしに合わせた設計を
ランドリールームは、設置さえすれば便利になるというものではありません。
・家族の洗濯物の量
・洗濯の頻度や時間帯
・室内干しがメインかどうか
こうした点を踏まえて間取りに取り入れることが大切です。洗濯動線が短くなることで、家事全体がラクになることも多く、毎日使う場所だからこそしっかり計画する価値があります。
まとめ
ランドリールームは、共働きや忙しい家庭にとって強い味方になる空間です。洗濯に関するすべての作業を効率よく行えることで、家事ストレスがぐっと軽減されます。
プロのアドバイスを取り入れることで、換気や採光、動線を考慮した「後悔しない洗濯室設計」が可能になります。