
毎日の洗濯が、こんなにしんどかった理由
家を建てる前、賃貸に住んでいたころの洗濯ルーティンを振り返ると、今でもため息が出ます。洗濯機は脱衣所にあって、干すのはリビングか外。天気が悪い日はリビングに洗濯物が干されて、ソファで座るスペースが半分になる。乾いたら畳んでそれぞれの部屋のクローゼットにしまいに行く。この「洗う・干す・畳む・しまう」という4つの作業が、家のあちこちに分散していたんです。特につらかったのが雨の日と花粉の季節。外に干せないからリビングに室内干しをするんですが、洗濯物の湿気でリビングが蒸れるし、生乾きのにおいが気になるし、見た目もごちゃごちゃする。子どもが2人いるので洗濯物の量も多く、毎日洗濯しているのに「終わった」という感覚がなくて、なんとなくずっと家事に追われている気持ちがありました。注文住宅を建てることが決まったとき、絶対に解決したかったのがこの洗濯問題でした。そこで取り入れたのがランドリールームです。
ランドリールームって何?我が家が取り入れた理由
ランドリールームとは、洗濯に関する作業を一か所でまとめて行えるように設計された専用スペースのことです。洗濯機を置いて洗う・室内で干す・畳む、この一連の作業がひとつの部屋で完結できます。間取りによっては、クローゼットやファミリークローゼットと隣接させることで、畳んだものをその場でしまうところまで動線に組み込むこともできます。私が特に惹かれたのは「リビングに洗濯物を干さなくていい」という点でした。洗濯物がリビングに出てこなくなるだけで、家全体がどれだけすっきりするか。賃貸時代に散々悩んできた分、その魅力が刺さりました。夫も最初は「そんなに必要かな?」と言っていたのですが、ランドリールームを設けた施工事例を一緒に見てもらったら「これはいいね」とすぐ納得してくれました。間取りの打ち合わせではランドリールームの配置と広さにかなりの時間をかけて、洗濯動線を最優先に考えた間取りにしました。
作ってみて、暮らしがこう変わった
実際にランドリールームを作って暮らし始めてから、洗濯まわりのストレスが激減しました。まず一番変わったのはリビングがすっきりしたことです。どんな天気の日でも、洗濯物はランドリールームに干します。リビングに洗濯物が出てくることがなくなって、ソファでゆっくりできる空間が確保されました。これだけで暮らしの快適さがぐっと上がったと感じています。次に洗濯の作業効率が上がりました。洗う・干す・畳むがひとつの部屋で完結するので、移動距離がほぼゼロです。洗濯機が止まったら同じ部屋でそのまま干せる。乾いたらその場で畳める。以前は家の中を行ったり来たりしていた作業が、ランドリールームの中で完結するようになりました。また家族の着替えやタオルをランドリールームに収納する棚を設けたことで、お風呂上がりの動線もスムーズになりました。脱いだものを洗濯機に入れて、お風呂から出たらタオルと下着をそこで取り出して着替える。この動線がひとつの空間でつながっているのは、本当に快適です。雨の日でも花粉の季節でも、洗濯のルーティンがまったく変わらないのも大きなメリットです。天気を気にしながら洗濯するストレスから完全に解放されました。
正直に言う、後悔した点もあります
いいことばかり書いてきましたが、後悔している点も正直にお伝えします。まず広さが少し足りなかったことです。我が家のランドリールームは2畳で設計しました。洗濯機・乾燥機・室内干しスペース・収納棚を詰め込んだら、畳むためのスペースが十分に確保できませんでした。洗濯物を畳むときは隣の脱衣スペースに移動することになっています。2畳ではなく2.5畳か3畳にしていれば、もっと余裕をもって使えたと思います。次に換気の計画が甘かったことです。室内干しをメインにする部屋なので当然湿気がこもりやすく、最初の梅雨は湿度が高くて困りました。換気扇の性能と位置をもっとしっかり検討すべきでした。後からサーキュレーターを追加して対応していますが、設計段階で換気計画を詰めておけばよかったと反省しています。また窓の位置も失敗でした。採光と換気のために窓をつけたのですが、干した洗濯物と窓の位置が近すぎて、窓を開けると洗濯物が風でばたついてしまいます。窓の位置と室内干しの配置は、干したときの状態を具体的にシミュレーションしてから決めるべきでした。
これから家づくりをする人へ
ランドリールームは「洗濯動線を整える」という観点から、家事をラクにするための最も効果的な設計のひとつだと感じています。特に共働き家庭・子育て中の家庭・花粉症や雨が多い地域に住む方には、本当におすすめです。作るかどうか迷っている方は、今の洗濯ルーティンを一度書き出してみてください。洗う場所・干す場所・畳む場所・しまう場所がバラバラになっていれば、それを一か所にまとめることで暮らしがどれだけラクになるか、イメージが湧いてくるはずです。施工事例ではさまざまなランドリールームの実例を見ることができます。広さ・設備・間取りとの組み合わせ方など、参考になる実例がたくさんあります。モデルハウスでは実際のランドリールームを体感することもできますので、ぜひ足を運んでみてください。洗濯のストレスから解放される暮らし、一緒に考えましょう。